2021年11月10日
オフィスの受付デザイン|企業の顔となる受付デザインの考え方やコツなどわかりやすく解説
オフィスの受付は来訪者の第一印象を左右する非常に大事な場所です。そのため、オフィスのデザインが会社の印象を決めるといっても過言ではないでしょう。この記事では、オフィスの受付について、デザインの考案におけるポイントや注意点などをわかりやすく解説します。企業イメージを向上させるためにもぜひ参考にしてください。
目次
オフィスの受付デザインが重要視される理由
オフィスの受付デザインは企業イメージを決める重要なものです。ここでは、オフィスの受付デザインが重要視される理由を解説します。
「企業の顔」としての役割を担うため
受付は来訪者が必ず通る場所であり、最初に目に入る場所でもあります。そのため、企業イメージなどが伝わる「企業の顔」や「企業の玄関」となる場所といえるでしょう。受付デザインがよければ、企業イメージのアップにつながる可能性があります。
企業の第一印象として残る場所であるため
受付は第一印象として最も印象に残る場所であり、その後の来訪者の印象を大きく左右します。そのため、受付は来訪者に与えたい印象を視覚的なインパクトやデザインで表現することが大事です。
新しい価値を創出する場としても機能する
受付は新しい価値を創出する場としての機能も果たします。たとえば、セミナーを開催できるホールやカフェを設置した受付デザインなどがあります。新しい顧客との出会いやアイデアが生まれる場として使用できれば、ただ人が出入りするだけの空間ではなく、新しい価値の創出も可能です。
オフィスの受付デザインにおける6つのポイント
オフィスの受付デザインにおける6つのポイントを紹介します。受付デザインを決める際に参考にしてください。
企業イメージを表現する
受付は企業イメージを表現するデザインにしましょう。企業イメージを効果的に伝えるためには、コーポレートカラーを取り入れたり、企業理念を伝えるための映像を流したりするなどの方法があります。具体的にどのようなイメージにしたいのかを明確にしたうえで、視覚的に企業の雰囲気が伝わるデザインが効果的です。
コミュニケーションを取りやすい空間にする
受付の空間は社内外の人が頻繁に出入りするため、コミュニケーションを取りやすい空間にしましょう。先述のセミナーホールやカフェスペース以外にも、簡単な打ち合わせや雑談ができるスペースがあると、社員同士のコミュニケーションも活性化するでしょう。
来訪者にとっての利便性を考慮する
受付は、来訪者にとっての利便性を考慮した設計になっていることが大事なポイントです。たとえば、無人受付の場合には受付システムなどでわかりやすく案内できるようにしておきます。案内がわかりにくいと来訪者に不安感を与えてしまいます。来訪者がリラックスできるように、観葉植物を置いたり、色の工夫をしたりすることも一案です。
変化に対応できるデザインにする
受付は時期ごとに展示物を変えられるようなデザインにしておくとよいでしょう。変化に対応できるデザインにしておくことで、来訪者へのイメージ付けに効果的です。たとえば、季節によって植物を変えたり、インテリアの色を変えたりすることなどが考えられます。会社の商品やサービスを展示している場合はその時々の目玉商品を展示するもの一つの方法です。
統一感のある家具を設置する
受付は統一感のある家具を設置することがポイントです。受付デザインに合った家具を取り入れることで、全体的に統一感のある雰囲気になります。与えたい印象によって色や家具のテイストを変えてみるとよいでしょう。また、既出のコーポレートカラーで統一したり、色のアクセントに使う方法もあります。
オフィス受付周辺のデザインに関するコツ
オフィス受付周辺のデザインは来訪者に企業イメージをアピールするために効果的です。ここでは、オフィス周辺のデザイン関するコツを紹介します。
エントランススペースのデザインに関するコツ
エントランススペースには、自社製品やサービスをアピールできる展示機能を付けるとよいでしょう。たとえば、グラフィックを取り入れたり、デジタルサイネージを取り入れたりすることがおすすめです。
グラフィックは、エントランスの壁を写真やイラストなどで装飾する方法で、企業イメージを表現できます。また、デジタルサイネージとは、壁面にディスプレイを設置して企業の情報を流す方法です。
エントランススペースは1番自社製品やサービスをアピールしやすい場所なので有効活用しましょう。
カウンターのデザインに関するコツ
有人カウンターの場合
受付が有人カウンターの場合は、入り口から斜めや横にカウンターを設置することがポイントです。その際、筆記スペースや手荷物置き場の設置も考慮しましょう。人が対応することを自然に感じるようなデザインにすることも大事です。たとえば、受付案内のみの場合はハイカウンター、書類のやり取りがある場合はローカウンターなど、対応内容に合ったカウンターを選ぶことも一つのポイントです。
無人受付の場合
昨今では無人受付の企業も多くなってきています。無人受付の場合は、受付電話や受付システムを設置して、来訪者が受付しやすいようにしましょう。また、受付システムを採用する場合は、さまざまな機能を搭載しているので利便性が高いというメリットがあります。受付の利便性を高めたい場合は、導入を検討しましょう。
待合スペースデザインに関するコツ
オフィスの待合スペースでは来訪者をお待たせすることも多いでしょう。待合スペースには、ロビー空間としての機能もあるため、デザインは会社のイメージを大きく左右します。来訪者が受付をしてから待合スペースまでの案内や導線をスムーズにわかりやすくすることもポイントです。
また、待合スペースはゆとりを持たせ、受付カウンターに対面しないように配慮することも大事です。待合スペースは企業イメージを与える場所でもあるので、情報を与えるデザインを施すことも考えましょう。
オフィスの受付デザインを考案する際の注意点
オフィスの受付デザインは企業イメージを左右します。しかし、デザイン性だけを重視すればよいというわけではありません。人が多く訪れる場所なので、セキュリティも考慮したうえでデザインを考案することが大事です。特に、無人受付の場合は人の目が行き届かない空間になるため、管理モニターや防犯カメラの設置も検討しましょう。
おすすめの受付デザイン例
おすすめの受付デザイン例を紹介します。自社の受付デザインを決める際の参考にしてください。
ロゴと企業イメージを際立たせたデザイン
材料の製造・販売や資源開発などを扱う三井金属鉱業株式会社の受付は、銅箔を使った英字ロゴとR壁のみでデザインされています。銅とロゴを際立たせることで、来訪者に自社のイメージを直感的に感じてもらえます。ゆるやかな曲線を描くエントランスに、英字と銅を配置することで、グローバル展開と日本のものづくりに携わる企業であることを表現しています。
※参考:三井金属鉱業株式会社 総合研究所 様 | ユニオンテックのオフィス空間づくり専門サイト
採用にも効果的な明るい受付デザイン
カチシステムプロダクツ株式会社では、コーポレートカラーを取り入れた受付デザインを採用しています。明るいデザインが求職者へのイメージアップにつながっている事例です。受付は就活生や転職を考えている人も訪れるため、採用にも効果的な明るい受付デザインをおすすめします。
※参考:オフィス受付デザイン事例~白を基調に明るいイメージ|オフィス企画
くつろげる空間を演出した受付デザイン
秋丸美工株式会社が手掛けたスクールエントランスの受付デザインは、来訪者がくつろげるように曲線と間接照明でほっとする受付デザインで設計されています。来訪者が多数でも混雑しない、ゆったりとしたスペースとして機能している事例といえるでしょう。エントランススペースも兼ねている受付の場合は、くつろげる空間を演出することが大事です。
※参考:スクールエントランス [新宿] 店舗デザイン.COM
観葉植物と自然光を効果的に取り入れた受付デザイン
株式会社アクシスの受付のデザインは、来訪者が訪れた時にポジティブなイメージを感じさせるデザインです。この事例のように、取り扱う製品のイメージを表現したデザインなどが効果的でしょう。また、観葉植物を活用して明るさや、透明感を演出することもできます。さまざまな工夫を施すことで、企業イメージは向上します。
※参考:ガラスと光とグリーンと…心までオープンになるオフィスデザイン事例 – オフィスデザインの株式会社ワーク
まとめ
受付は企業の第一印象を決める大事なスペースです。そのため、デザインも工夫する必要があります。受付が有人か無人かなどでもデザインは異なります。コミュニケーションを取りやすい空間にすることも大事です。また、受付システムを置くことでよりスタイリッシュで機能的な受付にすることが可能になります。
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この記事を書いた人
ラクネコ ブログチーム
クラウド受付システム「ラクネコ」ブログを運営する、株式会社プロトソリューションのスタッフです。受付に特化し、月額5千円で利用できるクラウド受付システムラクネコは、数多くの企業様に導入いただいています。