ラクネコRoom設定方法(Outlook管理者の事前設定)

Outlook管理者事前準備①(ラクネコとの連携許可設定)

ラクネコRoomへのMicrosoftログインにはグローバル管理者の同意が必要です。
もしグローバル管理者以外でログインする場合は、承認の手順が必要になります。

  • 1. ラクネコRoomのOutlook設定画面でMicrosoftログインします

  • 2. ユーザー名とパスワードを入力しログインを進めます

    アクセス許可を求める画面が表示された後、手順を進めると管理者承認が必要とメッセージが確認できます

  • 3. (※グローバル管理者の方が操作)
     Azure Active Directory画面のエンタープライズアプリケーションを開き、「ラクネコ」アプリを選択します

  • 4. (※グローバル管理者の方が操作)
     アクセス許可項目で「(組織名)に管理者の同意を与えます」を押下します

  • 5. (※グローバル管理者以外の方が操作)
     再度ラクネコRoomのMicrosoftログインを行います

    管理者で承認済みであるためログインが成功します

事前準備②(会議室リソースへ予定編集権限の付与)

ラクネコRoomから会議室のカレンダーに登録された予定を参照、空予約の解除を可能にするための権限設定を行います。
※会議室ごとに設定が必要です。

  • 6. 会議室リソースのMicrosoft365アカウントでOutlookにログインします

  • 7. 画面右上の「共有」を開き編集権限を付与します

    ラクネコRoomへMicrosoftログインされるユーザーへ付与してください

事前準備③(会議室リソースの設定変更)

通常Outlookの共有された予定はタイトルの情報が主催者名で表示されてしまうため、登録内容が正しく表示できるよう本手順を行います。

  • 8. Windows10以上の端末から管理者権限でPowerShellを起動します

  • 9. 以下のコマンドを順番に実行し、AzureADへの接続を行います

    下記コマンドを順番にPowerShellへコピー貼り付けし実行します。(1つずつ実行してください)
    ①「Install-Module -Name AzureAD」
    ②「Install-Module ExchangeOnlineManagement -Force」
    ③「Connect-AzureAD -Confirm」
    ※③を実行後、マイクロソフトのログイン画面が表示されますので、ログインします

  • 10. 以下のコマンドを順番に実行し、Exchange Serverに接続します

    下記コマンドを順番にPowerShellへコピー貼り付けし実行します。(1つずつ実行してください)
    ④「Set-ExecutionPolicy RemoteSigned」
    ⑤「Connect-ExchangeOnline -UserPrincipalName 管理者のユーザー名」
    ※⑤の「管理者のユーザー名」をマイクロソフトのユーザーID(メールアドレス)に置換して実行してください

  • 11. 以下のコマンドを順番に実行し、会議室リソースの設定を変更します

    下記コマンドをPowerShellへコピー貼り付けし実行します。
    ⑥「Set-CalendarProcessing -Identity “会議室リソースのユーザー名” -DeleteSubject $False -AddOrganizerToSubject $False」
    ※「”会議室リソースのユーザー名”」を「”hogehoge@example.onmicrosoft.com”」のように会議室のメールアドレスに置換して実行してください
    ※ラクネコRoomで利用する会議室ごとに⑥のコマンドを実行してください